はじめに
グラデーション刺繍糸を使うと、ひと針ごとに色が少しずつ変わって、
同じ図案でもまるで絵を描くような表情が出せます。
今回は、超初心者さんでも簡単にできる「葉っぱの刺繍」を、
写真付きでわかりやすく紹介します。
▼動画でも解説しています▼

STEP 1:材料を準備しよう
使うのはこれだけ。グラデーション糸は緑や黄緑など、自然な色味を選ぶのがおすすめ。
材料一覧
- 25番刺繍糸(グラデーションカラー・緑系)
*ここではコスモ8073番を使用します。 - 刺繍針(No.7〜9)
- 刺繍布(コットンやリネン)
- 刺繍枠(10cmくらい)
- 糸切りハサミ
- チャコペンまたは水で消えるペン
💡ポイント:最初は明るめの糸を選ぶと、針目が見やすくて失敗しにくいです。
STEP 2:図案を描く

布を刺繍枠に張り、
水で消えるペンで、しずく型の葉っぱを描きます。線は薄めに。
刺繍の目安のために、真ん中に1本線を引いて置いてください。
STEP 3:糸を準備する
25番刺繍糸は6本どり。
今回は3本だけ使います。ねじれないようにゆっくり引き抜きましょう。
25番刺繍糸のまとめ方はこちらを参考に▼

🌈 グラデーション糸の色の流れをチェック!
糸のどの部分から使うかで、葉っぱの色合いが変わります。
好きな色を葉先にくるようにすると、より自然に見えます。
STEP 4:サテンステッチで葉っぱを刺す
写真④:葉っぱの半分をサテンステッチで刺している途中の様子
外側から中心に向かって刺していきます。糸の色が自然に変わるのを楽しみながら進めてみて。
葉っぱの刺繍には「サテンステッチ」がぴったり。
糸を平らに並べて埋めていくと、光沢と色のグラデーションが際立ちます。

初めは、外側から中心に向かって左側半分だけ刺していく。
刺し初めは糸を8㎝ほどとっておき、最後に裏に絡めて処理する。
- ①→②、③→④は縦に並べて縫ったあと、
- ⑤→⑥、⑦→⑧以降は斜め右下に平行して刺していく。
- 糸の流れを揃えて、隙間を埋めていく。
- 左半分が終わったら、右半分を刺す。右半分は青色の線から同じように刺す。
- 葉っぱの部分が刺し終わったら、茎の部分をストレートステッチで2本ほど刺して終わり。裏に数回糸を絡め始末しましょう。
💡コツ:①糸がたるまないように、布を刺しゅう枠にしっかり張って。
②糸の光沢を見せるため、糸がねじれないように。
STEP 5:仕上げ
刺し終わったら、アイロンで整えますが、アイロンの前に注意!
霧吹きなどでチャコペンまたは水で消えるペンで描いた下書きを濡らして消しましょう。
消さないでアイロンをすると、熱で残ってしまいます。
アイロン台にタオルを敷いて、その上に刺繍作品を裏返しにし、当て布越しに軽くアイロンをかけます。
下にタオルを敷くことで、刺繍が潰れにくくなります。
詳しくはこちら▼

完成!

グラデーションの流れがやさしく、美しい葉っぱの刺繍が完成しました。
同じ図案でも、糸の取り方や始める位置で表情が変わります。
いくつかの葉っぱを組み合わせて刺すと、下の写真のようにもなりますよ🌿


まとめ
- グラデーション糸は1本で色の変化を楽しめる
- サテンステッチでつややかに仕上げるのがポイント
いろんなグラデーション刺繍糸を試してくださいね。

