刺繍を完成させたあと、「シワが気になる」「ヨレてる」と感じたことはありませんか?実は、正しくアイロンをかけるだけで刺繍の仕上がりがぐんと美しくなります✨
この記事では、写真を交えながら、刺繍にアイロンをかける基本のやり方を紹介します。
作品の準備
刺繍が終わったら、まずは布を洗います。

刺繍をした布をアイロンにかける前に、まずは汚れを落とすことが大切です。
特に手汗やチャコペンの跡があると、熱で定着してしまうことも。
気になる場合は、中性洗剤で軽く手洗い→タオルで軽く水気を取る。

それからアイロンをかけましょう。
アイロン台の上にセット
タオルの上に、刺繍面を下にして、あて布をのせます。
アイロンは刺繍面を下にしてかけるのが基本です。
直接当ててしまうと、糸がつぶれたり、テカリが出たりする原因になります。
刺繍面を下にして、裏側からあて布を重ねてかけましょう。
🪡ポイント:
・あて布は白い綿素材が◎(色移りしにくく、熱に強い)
・刺繍の下には厚めのタオルを敷くと、ふっくら感が保てます。
アイロンを軽く乗せる
滑らせずに、上から乗せるようにアイロンを当てます。

アイロンは生地に適した温度に設定。麻布は高めの温度になります。
刺繍部分をこすらず、強く押しつけないように、アイロンの重さで当てるのがコツです。
滑らせると糸が引っかかったり、ヨレてしまうことがあります。
刺繍のない部分はアイロンの先を使ってしっかり皺を取りましょう。
一度濡らす場合は必要ありませんが、乾いた布でスチームを使う場合は、あて布越しに軽く蒸気を当てる程度にしましょう。
湿りすぎると刺繍糸が伸びることがあるため、注意が必要です。
仕上げと冷ます時間
アイロン後は動かさず、しっかり冷ましてから触ります。

熱が残ったまま動かすと、布が再び歪むことがあります。
冷めてから布を持ち上げると、ピンと張った美しい仕上がりに。
☘️まとめ:刺繍のアイロンがけ3つのポイント
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 1️⃣ 刺繍面は下向きに | 糸をつぶさず、ふんわり仕上がる |
| 2️⃣ あて布+タオルを活用 | 熱や圧力から糸を守る |
| 3️⃣ 軽く乗せるようにアイロン | 滑らせないことで歪み防止 |
💡おまけ:失敗しないための注意点
- 金糸・銀糸などの装飾糸は、低温+短時間で!
- ビーズやスパンコール付きは、アイロンNG!
🪡ひと手間で、仕上がりがぐっと変わる
刺繍は、完成したあとも丁寧に扱うことで作品の印象が変わります。
アイロンがけをすることで、布目が整い、刺繍糸のツヤも引き立ちます。
お気に入りの刺繍を、ぜひきれいに仕上げて飾ってみてくださいね🌿
