刺繍を始めるとき、まず戸惑うのが「刺繍糸の扱い方」ではないでしょうか?
今回は、25番刺繍糸を無駄なく・きれいに使えるようにするための、初心者さん向けの糸のまとめ方をご紹介します。
▼動画でも解説しています▼

🔸25番刺繍糸ってどんな糸?

25番刺繍糸は、1束が6本の糸が寄り合わさった状態になっています。
刺繍は図案によっては「3本どり」「2本どり」など、使う本数を変えることが多いんです。

でも、糸をそのまま必要な分だけ引き出して使うと……
残った糸が絡まってぐちゃぐちゃになったり、どの糸の残りか分からなくなってしまったり。

最悪、もったいなくても捨てるしかなくなることもあります💦
🔸1本ずつ取り出せるまとめ方
この方法なら、使いたい本数だけスッと取り出せて、残りもきれいに保管できます。
さっそく手順を見ていきましょう!
🪡25番刺繍糸のまとめ方
① 糸をほぐす
まず、糸の両端についているラベルを外します。
糸を絡まないように注意しながら、すべて引き出しましょう。
(※ラベルは後で使うので捨てないでくださいね!)

② 糸をたたむ
糸の端と端を合わせて2つ折りにし、それをさらにもう一度2つ折りに、
さらに最後にざっくり3等分になるように折ります。
25番刺繍糸の長さが8メートルなので、1本あたり
8÷2÷2÷3=0.66666
つまり66㎝くらいになります。
この長さにする理由は、
・糸が長いと縫っている間に糸が摩擦を起こし、糸が痛む
・糸が長すぎると縫いずらい
これらから一度に使う糸は長すぎない方が縫いやすく、綺麗な刺繍に仕上がります。

③ ラベルを通す
糸の真ん中あたりに、メーカー名と番号が書かれたラベルを通します。
こうしておくと買い足すときにメーカーと色番号がわかります。

④ 糸の輪を切る
両端の輪になっている部分をハサミでカットします。

⑤ 三つ編みにしてまとめる
ラベルを真ん中にして、糸の中央をフックか何かに引っかけ、ゆるめに三つ編みします。
きつく編みすぎると糸に跡が付いてしまいます。

これで見た目もスッキリ!
💡使うときのコツ
使うときは、真ん中の編み目から針か千枚通しで1本ずつ引き抜きます。

必要な分だけ取り出せて、残りはそのまま保管できるのでとっても便利です。
🌷まとめ
ちょっとしたひと手間で、糸が絡まず長く使えるようになります。
初心者さんこそ最初にこのまとめ方を覚えておくと、刺繍がもっと楽しくなりますよ♪
